40代でフルタイムワーママ管理栄養士です。
今回は時短調理器具として有名な「ホットクック」について使ってみた感想と、合う人合わない人について管理栄養士目線も含めて考察してみました。失敗しないためにも参考にしていたたければ幸いです。

ホットクックとは?メリットは?
ホットクックについて。メリットは?
ホットクックは、シャープが販売している自動調理鍋で、材料を入れてボタンを押すだけで、炒め物・煮物・スープなどさまざまな料理が作れる便利なキッチン家電です。食材の火加減やかき混ぜを自動で行ってくれるため、料理中にずっとキッチンに立っている必要がなく、忙しい毎日でも手間をかけずに手作りの美味しさを楽しめます。無水調理や低温調理にも対応しており、栄養や旨味をしっかり引き出してくれるのも魅力です。

時短だけでなく、無水調理・低温調理ができることも魅力です!
ホットクックの主な性能
自動調理:材料を入れてボタンを押すだけ。火加減やかき混ぜを自動で調整。
無水調理対応:水を使わず、野菜などの水分だけで旨味たっぷりの料理が可能。
低温調理:ローストビーフやヨーグルトなど、温度管理が難しい料理も簡単に。
予約調理:指定した時間にできあがるようタイマー設定が可能。
音声ガイド&液晶操作:わかりやすい操作で初心者でも安心。
かきまぜ機能付き:鍋底が焦げつきにくく、手間いらず。
ホットクックで作れる料理
- 煮物(肉じゃが、カレー、豚の角煮など)
- スープ類(ミネストローネ、味噌汁、ポトフなど)
- 蒸し料理(蒸し鶏、茶わん蒸しなど)
- 低温調理(ローストビーフ、鶏ハム、ヨーグルトなど)
- ごはん・炊き込みご飯
- デザート(プリン、甘酒など)
材料を入れるだけで、本格的な味に仕上がるのが魅力です。
ホットクックのデメリット
- サイズが大きく、場所をとる
- 調理時間はやや長め(煮込み中心のため)
- レシピによっては味が薄めに感じることも
- すべての料理に向いているわけではない(焼き目が必要な料理など)
- 価格がやや高め(モデルによって差あり)
ホットクックの価格は?
大きさ・モデルや販売店・時期により多少異なりますが約4~6万円です。

🥣 1.0Lモデル(1〜2人用)
- Sharp KN-HW10E-W ホワイト系 ヘルシオ ホットクック 水なし自動調理鍋 (1.0L)
価格:¥38,709(Amazon) - Sharp KN-HW10G-W ヘルシオホットクック
価格:¥32,150(Amazon)
![]() | シャープ KN-HW10G-W 自動調理鍋 ホットクック 1.0L ホワイト 価格:44980円 |

🍛 1.6Lモデル(2〜4人用)
- SHARP / シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16H-W
価格:¥48,797(Amazon)rentio.jp - シャープヘルシオ ホットクック 水なし自動調理鍋 1.6L KNHW16F
価格:¥29,800(Amazon)
![]() | 価格:50600円 |

🍲 2.4Lモデル(2〜6人用)
- シャープ ヘルシオ ホットクック 2.4L KN-HW24F-R KNHW24
価格:¥65,900(Amazon)amazon.co.jp - SHARP / シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW24H-W
価格:¥59,400(楽天市場 – LIFE LUCK)amazon.co.jp+1jp.sharp+1 - SHARP 水なし自動調理鍋 ヘルシオ ホットクック 2.4L
価格:¥49,500(DMM.com 家電・日用品通販)
![]() | 価格:59400円 |

価格は販売店やキャンペーンによって変動することがありますので、購入前に最新の情報をご確認ください。
【時短】料理のどこがラクになる?
料理と一口に言っても段取りを考えるとこのようになります。
①献立を考える
②材料を購入する
③下処理(洗う・切る)をする
④味付けをする
⑤加熱具合を見て完成させる。
おもにこの中の①と⑤が楽になると考えます。
①はアプリや機器に登録してあるメニューを検索して、作りたいものを選びます。
⑤は、材料・味付けの分量をきっちり測れば同じ仕上がりになります。
材料を入れたらあとは「おまかせ」です。その間違う家事や違う調理をすることができます。「火加減」「加熱時間」を考えることがありません。
もし、②や③を短縮したい場合はカット野菜やミールキットを選択するほうが良いかもしれません。
また、「家に帰って料理ができている状態」については注意が必要だと感じました。⇒あとに記述します。
食中毒に注意
ホットクックを使用すると、「朝に食材を入れておいて帰宅後に料理ができている!」という状態を想像していましたが、これには注意点がありました。それは食中毒の危険性です。よく考えればそうかと思いましたが、ホットクックには冷たい温度で管理しておく機能がありません。よって、生の肉を入れておいて帰宅直前の調理(例えば8時~18時)ですと、約10時間放置するということになります。常温の生肉放置は危険ですよね。
では、先に調理し⇒保温という方法は?と思いますが、長時間温かいままも食中毒のリスクがあります。できる限りすぐに食べることが衛生面でも味の面でも重要だと考えます。
解決策
一例ですが、一番安全でおいしいのは、食材を切っておいて冷蔵庫に保存しておき、帰宅後にホットクックに入れスイッチオンする方法です。だいたいの煮込み料理は40分~1時間です。その間にお風呂に入るなどしてから⇒食事という流れにすることです。とはいえ、帰ってきたら「お腹空いた!」となるお子様がいるご家庭はなかなか…という場合もあるかもしれませんが、参考になればと思います。
使ってみた感想
- 使い勝手
- おいしかった料理
について書いてレビューします。
【使い勝手】初期設定がすこし面倒だった

無線LAN機能 | KN-HW24H | ヘルシオ ホットクック:シャープ
無線LAN機能というものがあります。これは、スマホから外出先でもメニューの閲覧や料理検索ができます。また、選んだメニューをホットクックに送信できるので、調理時に必要な加熱の設定もカンタンに行える機能です。
しかし、正直に言うと設定がすこし面倒と感じました。とはいえ、TVの初期設定のような感覚で「1度設定してしまえばあとはしなくていい」ですし、設定完了すれば便利に使えます。
【おいしかった料理】
とくにおいしかった料理は以下の料理です。
- サラダチキン
- 芋を使った料理(シチュー・肉じゃが・里芋の煮物)
サラダチキンは低温調理の代表!
肉などのたんぱく質は高温で調理すると固くなりやすいという特徴があります。お湯の沸騰する温度は約100℃ですが、「低温調理」は、比較的低い温度(約50〜70℃程度)で、時間をかけてじっくり食材に火を通す調理法です。
この点でホットクックは温度管理が上手なので、低温調理が可能です。低温で柔らかく仕上げるサラダチキンは得意料理です。本当に食べてビックリ!とってもやわらかく作ることができました。


低温調理のおかげで「温泉卵」もできます。

芋料理が「しっとりほくほく」
無水調理のおかげで味の浸透しやすく、また、芋の煮崩れが少ないです。
肉じゃがやシチューのじゃがいもは軟らかく、甘いと感じました。


里芋の煮物は、水を入れずに調味料だけで作るのですが、最初「え?大丈夫?煮えるの?こげない?」と思いましたが、完成したものを食べるとまたも驚きました。「しっとりほくほく」「味もしみしみ」。義母も「おいしい」と言ってくださり、何度も作りました。

まとめ
「調理を頑張りたいけど時間がない」。ホットクックは、忙しい毎日の中でも「栄養バランスのとれた美味しい食事を手軽に作りたい」という方にぴったりの家電です。火加減やかき混ぜもおまかせで、失敗しにくく、低温調理や無水調理も簡単にできるので、料理の幅がぐんと広がります。
管理栄養士としても、ホットクックは「時短」だけでなく「栄養面」や「安全性」においてもとても優秀だと感じています。家事の負担を減らしながら、手作りの温かい食卓を叶えてくれる頼れるパートナーです。
気になっていた方は、ぜひ一度チェックしてみてください。あなたの暮らしにきっとフィットする1台が見つかるはずです。
私が実際に使用したホットクックはこちらです。迷っている方の参考になれば嬉しいです。
▶︎ ホットクックをチェックする
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